アメリカのドローン規制法

アメリカのドローン規制法

アメリカでのドローン飛行については、FAA(米国連邦航空局)が管理しており、趣味飛行と商用飛行では規則がだいぶ変わってきます。

商用飛行となるとライセンス取得が必要となりハードルが高いですが、趣味での飛行であれば機体登録やルールをしっかり守る事で、アメリカ旅行中でもドローン飛行を楽しめるはずです。

ただし、FAAが設けているルールのほか、各州のガイドラインや観光スポット等でも独自のルールが存在します。

没収や罰金等の事態にならないよう、渡航前にあらかじめ撮影場所を決めておき、そのポイントでのルールを入念に調べる事を強くおすすめします。

ドローンの登録
●趣味、仕事、いずれの利用においても、FAA DroneZone Portalにおいて連邦航空局にドローンを登録してください。
●趣味飛行の場合は13歳以上の方が登録できます。
●登録料は5ドル(3年間有効)。FAAでの登録後は、機体に登録番号を明記(シールを貼る等で対応)してください。

趣味でのドローン飛行
●飛行は趣味やレクリエーションが目的であること
●地域のガイドラインで認められていない限り、ドローン重量は25kg以下で
●空港から8km以内で飛行させる場合は、事前に空港と航空管制塔に必ず連絡してください
●下記の安全ガイドラインに従って飛行してください

安全飛行のためのガイドライン
●上空120m(400フィート)以下で飛行
●ドローンを目視できる範囲での飛行
●飛行は日中のみ
●プライバシーを尊重してください
●航空機や空港近辺は飛行禁止
●人が多くいる場所やスポーツイベント会場、スタジアム上空は飛行禁止
●火事やハリケーンによる復旧作業など、緊急の現場近くでの飛行禁止
●酒気帯びでの飛行禁止

その他の注意点
●機内への持ち込みは手荷物で。アメリカ国内での移動時の所持方法については各航空会社に確認してください(併せてTSAのWEBページもご確認を)。
●グランドキャニオンやヨセミテ、イエローストーンなど、多くの国立公園ではドローン飛行禁止です。

※今回ご紹介したものはあくまでも主な項目になります。また、法改正がされていることもありますので、FAAのサイトや各州のガイドライン、各スポットでの特別ルールなど、最新情報を必ずご確認ください。

参考:FAA連邦航空局(英語サイト)