ピクニックに行くような気軽さで三人が辿り着いた場所は、ヨーロッパにある渓谷。
渓谷から見下ろす谷底は深く、
急な崖と崖の間に繋がれた一本のロープが心許ない。
高所恐怖症の人なら立っているだけで卒倒しそうだ。
場違いなコミカルな表情で、ロープを渡る男たちは、もはや同じ人間とは思えない。
好奇心が恐怖心に打ち勝つ瞬間、男たちは空を舞った。
日常から非日常へのダイブ。
人が危険を冒す理由。
ドローンと同じ目線で見る世界は、冒険者にだけ許された景色だ。
見えない世界を見せてくれた彼らは、クレイジーだけど最高にカッコいい。